Q&A【受講生の皆様からのご質問】 竹内英二 色彩食養学

質問2)玄米には重金属が含まれるからやめた方が良いと思うよ!と友人に言われましたが実際はどうなのでしょうか?

回答)結論=問題なし!もちろん、美味しく炊くためにもキチンと洗って浸水を十分にしましょう

 

【質問(全文)】
「良い食品の選び方にある『お米』についての質問です。」
精米(精白)しない「玄米」を食べましょうとのことですが、近年の土壌には重金属、特にヒ素、カドミウムが含まれているので、玄米を食べると、体内に取り込まれるのではかえって身体に害があるのでは?と言うのが友人意見です。

この点については、竹内先生はどのようにお考えでしょうか?

【回答】
玄米の米糠には、豊富な食物繊維と、フィチン酸(IP6)というキレ-ト作用とデトックス効果のある成分が含まれているので、汚染物質の水銀やカドミウムなどと化学結合して体外に排泄してくれます。

農薬や公害汚染物質などの有害な重金属のみを体外に排泄する作用と食物繊維の相乗効果で強力な解毒作用が働くので、体に有害な重金属などが蓄積される心配はないので、安心して玄米ご飯を食べましょう。

心配な場合はよく洗うこと、一晩浸水してから水を替えて炊くなど工夫して見て下さい。
(ネット検索すると玄米の安全炊き方、栄養価をより高める方法等がいろいろ紹介されていますので、調べて自分なりの上手な炊き方を見つけるのも楽しいですよ)

まずは週に1回でも良いので玄米の日を取り入れて欲しいと願っています。

令和2年(2020年)10月
国際食育士協会
竹内英二

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竹内英二(国際食育士協会理事長) 

辻調理師専門学校卒業。調理師免許を取得し、フレンチのシェフとなるも30歳になった頃にシェフの職業病とも言える「メタボリック症候群」と診断される。これがきっかけとなり、動物性食品の多い高脂肪のフランス料理や現代日本人の食生活に疑問と危機感を持ち、身体に良い毎日の食事や自然食・玄米食を研究。自ら実践検証し、メタボ(脂質異常症)を克服する。 その知識と経験を元に年間150講演以上の講演依頼がある人気講師となり、「健康講演会」「食育セミナー」「食事指導」や大阪心斎橋の玄米カフェをプロデュース。現在は国際食育士協会の理事長として、日本を食生活改善によって健康で元気な国にしたい!医療費大幅に削減!という大きな目標を掲げ、精力的な活動を続けている。 歯科領域でも、当講座の講師を始め、大阪歯科大学での講演や開業歯科医院での食事指導・コンサルティングも担当されており、歯科医院の実情や問題点にも造詣が深い。「食育」を日本に根づかせるには「歯科医」と「歯科スタッフ」の力が欠かせないと、歯科医院向けのセミナー・指導・講演にも精力的である。

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